2013/11/03 | PENTAX K-3 + PENTAX DA★300mmF4ED[IF]SDM
引き続き、リコーイメージングからモニターでお借りしている「PENTAX K-3」でSUPER GT観戦した話です。
※写真をクリックするとFlickrでフルサイズの写真を見ることができます。
K-3の操作系で大きく変わったポイントが2つ。
1つ目はAF MODEボタン。従来はAF-S/AF-C/MFを切り替えるスイッチだったけど、K-3からはAF/MFを切り替えるスイッチと、AF MODEボタンの2つに分かれた。AF MODEボタンを押しながら前ダイヤルを回すとAFモード(AF-S/AF-C/AF-A)の切り替え、後ろダイヤルを回すとAFポイント(A-27/A-9/SEL1/SEL2/SEL3/SEL4/SPOT)の切り替えになる。
A-27は27点すべてのAFポイントが、A-9は任意の9点(左右のラインセンサーを含む場合は7点)が自動で選択される。SEL1~4には任意のポイントを中心に1点、9点、25点、27点のAFポイントが「セレクトエリア拡張」の範囲となる。SPOTは中央1点のみ。
2013/11/03 | PENTAX K-3 + PENTAX DA★300mmF4ED[IF]SDM
動体撮影におけるAFポイントに関するK-3の目玉はAF1~4にある。従来だとAFポイントをSELモードにして基準点を1点選び、セレクトエリア拡張を設定しておけば隣接するAFポイントまで追いかける設定ができたが、今回はさらにその追いかけ範囲を選択できるようになった。カスタム設定の16.AF.C1コマ目の動作を「フォーカス優先」に、18.AFホールドを中か強にすることで構図を意識した基準のAFポイントと被写体の追従ができ、動体撮影に最適になるように思われる。
今回の撮影にあたってはあまり機能の使い方が整理できていなかったけど、この記事を書いていて頭のなかが整理出来ので次回に生かしたい。
SELの1~4のどれを選ぶかはシチュエーション次第だけど、構図を意識するならSEL2(9点)かな。ただ、ステータススクリーンを常時OFFにしている場合、セレクトのAFポイント数は上部ディスプレイでわかるにしても、具体的に今どの範囲がAF範囲になっているかがパッとわからないのがちょっと困った。基準となるポイントを移動させると中心点はスーパーインポーズが点灯するのでわかるのだけど、周辺がどこまでなのかがわからない。ステータススクリーンを使わない人は体で覚えるしか無いのがちょっと不便。あと、AF MODEボタンがブラインド操作するにはちょっとわかりにくい気がした。すぐ近くのRAWボタンもあるので間違いやすい。どちらかにポッチをつけるとかしてくれるとありがたかったかも。
2013/11/03 | PENTAX K-3 + PENTAX DA★300mmF4ED[IF]SDM
2つ目はAFボタンの位置。これまでAFポイント選択のスイッチの真ん中にあったのが、後ろダイヤルの隣、ちょうどAE-Lボタンがあったあたりに移動した。ブロガーミーティングで触っていた時は正直ちょっと位置が悪いな、と思っていた。たぶん体がまだK-3の配置に慣れていなかったんだと思う。でも、丸一日使っていたら結構しっくりくることがわかった。副次的な効果として、今までAFボタンが下の方にあった関係で全体的にボディの下側をホールドする感じになって小指が余る感じになっていたのが、K-3ではボディの上の方をホールドするので小指が余らないので変な力が入りにくい事に気がついた。
ボディの高さは変わらないので、純粋に持ち方の違いだと思うのだけど、これは長時間撮影している時には結構差が出るはず。圧倒的にK-3の方が持ちやすい。