SIGMA 50-500mmをレンタルしてヒコーキ撮ってきた

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2013/12/21 | Nikon D300s + SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM

実はちょっと前に知人からD300sをかなりお安く譲り受けました。2005年に*ist Dsを手にしてからかれこれ8年(!)もの間ペンタックス一筋だった訳だけれども、動体を撮るものとしてやはりペンタックスのAFはニコンやキヤノンと比べると数段劣るといわれるのが気になっていて、だったら実際に確かめてみればいいじゃん、と。

D300sというと2009年発売なので既に4年前の機種ということになるけれど、AFセンサーは最新のD7100と一緒と言うことで、下手にAFの評判の悪いD7000なんかを買うより良いだろうという判断。

で、ボディは安く手に入ったものの、レンズがない。安い望遠レンズ買うんだったらわざわざニコンのボディを手に入れた意味も無いが、かと言って高いレンズ買ってイマイチだったら取り返しがつかない。モヤモヤと1ヶ月ほど悩んでいたところでふと気がついた。

「レンタルすればいいじゃん」

ということで、超望遠レンズとしては評判がよく、レンタル価格もほどほどなSIGMA 50-500mmをレンタルしてみた。

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2013/12/21 | Nikon D300s + SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM

モータースポーツのシーズンは終わってしまった、というかその時は貸出中で借りられなかったので、3連休に合わせてレンタルし、成田空港を望むさくらの山公園に行ってきた。金曜日まで天気が良くなくてハラハラしたけど、土日は快晴に恵まれて撮影日和。日頃の行いの賜物ですな。

ということで、かなり好条件で50-500mmをお試しすることができたと思う。このところずっと300mm止まりだったから500mmは別世界に感じた。レンズ内の手ぶれ補正は初体験に近いので、ファインダー像が止まる感覚はなんとなく違和感があったけど、慣れてしまうと便利なもの。飛行機追いながらレンズを振るとカクッカクッとするのが気になったけど、これは仕方ないことだろう。

2時間ほどすると陽が落ちてきたので三里塚さくらの丘に移動して流し撮りチャレンジ。SIGMAの手ぶれ補正は通常のモード1と流し撮り用のモード2があるのだけど、モード1でも流し撮りできるという口コミがあったので、今回はモード1でやってみた。

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2013/12/21 | Nikon D300s + SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM

一脚を使っているし300mm近辺の焦点距離とはいえ、1/40s(↑)とか、1/20s(↓)とか、

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2013/12/21 | Nikon D300s + SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM

少ない撮影数で何枚かヒットしているあたり、さすが手ぶれ補正という感じ。肝心のAFに関しては、旅客機ぐらいじゃ明確な差を感じることはできなかったかな。やはりモータースポーツの時に試してみないとなんとも言えない。でもモータースポーツのイベントがある週末はすぐ取られちゃうんだよな…

ただまぁ、なんだかんだで500mmの迫力は凄いんだけど、さすがにDA★300mmと比べると解像感が全然足りないんだよね。そうすると仮に12万も出して50-500mmを買って満足できるのかというとちょっと微妙な気がした。あと、50-500mmだったらペンタックスマウント用もあるからニコンのボディの意味が半減しちゃう感。かと言ってサンニッパとかゴーヨンとか買うほど金銭的余裕も無いし、どうするのが正解なのか自分でもよくわからなくなってきてしまった。シグマの超望遠シリーズがSportsラインにリニューアルされればマウント交換サービスも利用できるんだけど、現状どうにも踏み切れないよね。

ひとつ言えることは、ニコンはレンタルの選択肢がかなりたくさんあるのが良い。今度はNikon 70-200mm VR2とかも試してみたいね。